ブラック?運送業界って実際にはどんな感じなのか、僕の仕事を紹介

スポンサーリンク

 

こんにちは、こうたです!

 

今年に入ってから、ネット通販の普及の影響でヤマト運輸が悲鳴を上げているというニュースがよく出てくるようになりましたね。再配達の問題や従業員の残業代の問題の情報を少しずつ小出しにして、運賃の値上げやむなしという空気が世間に漂っていると思います。

 

こういうニュースを見ると、運送業界というのは労働環境が悪いのではないかという風に思われるんじゃないでしょうか?

 

あくまで僕が働いている会社に関してですが、厳しい労働環境だとは思いません。休みも取れますし、労働時間も短いとは言わないけれど超長時間というわけでもありません。今日は僕の仕事について紹介したいと思います。

 

 

そもそも運送業界はどんな仕事をしているのか

運送のお仕事は、基本的には荷主様(個人の方、企業など)からお預かりした荷物を、指定された場所にお届けするものですね。

 

運送のお仕事ってどんなものをイメージされますか?多くの方が、ヤマト運輸や佐川急便のような宅配便のお仕事を想像されると思います。ですが実際には運送のお仕事は多岐にわたります。一例をご紹介すると、

 

・空港や港などにやってくるコンテナーを、倉庫に輸送する仕事

・倉庫に集められた様々な商品を積み、地域の企業や問屋などに納品する仕事

・宅配便の会社(ヤマト運輸など)で扱っている品の拠点間の移動をする仕事

(企業や個人のお客様から預かった荷物を、地域の拠点に一度集めて、配送先ごとに仕分けして、別の地域の拠点に配送する仕事。関東で集めた品を九州に運ぶなど)

 

などがあります。では、実際に僕がしているお仕事はどんなものでしょうか。

 

工場で生産された品物を、直接倉庫や企業に運ぶ仕事 

僕の仕事は、工場で生産された商品をトラック一台分積み込んで、その商品を購入したお客様のもとへ直接納品するチャーター便のお仕事をしています。これは、商品を運んでほしい荷主様の工場や倉庫に直接出向き、その場で荷物を積み込み、指定された納品先に直接お届けにあがるというものです。

 

運ぶ荷物はぶっちゃけ毎日違ってて、今日はここの工場で積み込み、明日はあそこの倉庫で積み込み、みたいに日によって積み込む場所も荷物も変わります。(これは毎日同じものを運んでいる人もいると思います。僕はたまたま毎日違うだけです)

 

荷物を運ぶ先は、ものによって違いますが僕がよく運ぶのは関東近辺、東海地方くらいの中距離が多いです。たまに東北地方、中国地方に運ぶこともありますが…。

 

どこで何を積み、どこに持って行くかは自分の会社に配車を担当している社員がいるので、その人の指示に従います。その人が工場や企業様から依頼をいただいて、僕らドライバーをあてがっているというわけです。

 

よく運送のお仕事は体力的にきついと言われるのが、荷物の積み下ろしが大変というのがあると思います。もちろん、段ボールに入った手で運べるような小さい品を自分で持って積み込むこともありますが、フォークリフト(爪のついた荷物の運搬専用の車両)で積み込むことも多いので、そういう荷物の時は楽ちんです。

 

f:id:kota_uni:20170606175433j:plain

 

 

一日のタイムスケジュール

僕の一日の仕事の流れを説明します。まず出勤時間は何時に、どこに荷物を届けるかによって決まります。仮に、千葉県に午前8時に届けるとしたら大体午前3時に出勤します。(僕は山梨県に住んでいます)ド深夜に働いてますね。ご苦労様です。

 

出勤したらトラックの点検を行い、出発します。のんびり走って7時くらいに納品先に到着します。本当はもうちょっと遅く出ても間に合うとは思うのですが、これより遅い時間に出発すると首都高速が渋滞して時間が読めなくなります。

なので、ちょっと早めに出勤して渋滞する前に抜けるようにしています。

 

納品先の会社についたら、荷物を下ろせる時間になるまで待機します。そして、時間になったら荷下ろしを開始します。大体30分くらいで完了します。そのあと、翌日届ける荷物を積み込みに向かいます。山梨県の会社なので、大抵は山梨に戻って積み込むことになります。途中お昼休憩をはさみながら山梨に戻ると大体午後1時くらいになります。そこから荷物を積んで会社に帰り、書類を提出して一日の仕事が終わります。

 

納品先が遠くなると勤務時間も長くなりますが、近いと短くなります。一日5時間くらいで仕事が終わる日もあります。

 

次に、この仕事についてのメリットデメリットについてお話します。

 

僕が考える、この仕事のメリット

一日の大半が一人の時間

 一度トラックに乗って出発してしまえば納品先に着くまでは一人ですし、もちろん帰りも一人です。基本的に荷物の積み下ろしの時と、会社への出退勤の時しか人と関わらないので、コミュ障の方、ぼっちの方、一人の時間が好きな方には意外といいと思います。

 

え?僕ですか?ま、まぁまぁのぼっちですけどなにか?

 

人間関係でストレスを貯めやすい人なんかにもおすすめできます。

 

 

 

売り上げ目標などのノルマがない

 もちろん、会社としての売り上げ目標、営業成績を追うということはあります。ですが、ドライバーに求められるのはただただ、安全に、時間通りに荷物をお届けすることです。なので、営業や売り上げに関することはしなくていい場合が多いです。(宅配便などのセールスドライバーには売り上げなども求められると思います)

 

 

行ったことのない土地に行くことができる

積み込む荷物、届ける先は毎日違うとはいえ、慣れてくると大体行ったことがある場所の繰り返しになります。ですが、たまに知らない土地に行く仕事が入ってくることがあります。もちろん仕事で行くので観光などはできませんが、近くのサービスエリアでご当地の食べ物を食べたりする楽しみがあります。

 

 

 

 意外としっかり休みの日がある

運送業界は、意外としっかり土日に休める会社が多いと思います。というのも、荷物の運搬を依頼してくださる企業様が、土日に休まれることが多いので必然的に運送業界の方も土日に休めることになります。同じ理屈でお盆や正月などの大型連休も休めます。

もちろん年中無休でやってる会社もありますのでどこの会社も絶対に土日に休める!っていうわけではないですが…。

 

 

デメリット

長距離輸送の場合、労働時間が長い

やはり、遠いところに行くのはそれだけで時間がかかります。往復となればなおさらですね。場所によってはその日のうちに帰れないこともあります。一週間の労働時間は前述の配車担当の方が考慮してくれるので、前後の日の労働時間は短めにしてくれますが、(例えば前日の仕事は3時間で終わるものだったりします)遠いのはやっぱりしんどいですね。

 

時間が不規則

荷物をどこに何時に届けるかによって出勤時間が異なるため、決まった時間に出社するというのはないです。また、翌日届ける荷物を積み込まないと仕事が終わらないため、終わる時間も決まっているわけではありません。

荷物を積み込む工場に着いても、まだ出来上がってない場合もあり、その時は出来上がるまで待たなければいけません。

 

 

 

あれ、メリットよりデメリットのほうがが目立つなぁ。でも、そんなに不満はないです。

仕事をすること自体が好きではないですけど、それはまた別のお話なので。

 

ちなみにお給料はそんなに高くはないと思います。でも暮らせないほどでもないです。

 

 

まとめ

どの仕事にも言えることですが、大変な部分と、いい部分がありますよね。僕にとってはいいと思える部分があるので、意外とストレスなく働けています。この記事を読んでくださった方で、一人でも「この仕事悪くないな」と思っていただけたら幸いです。

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

読んでくださった方のブログなどを拝見させていただきたいので、

良かったら何かしらの形で「読んだよ!」って痕跡を残していただけると嬉しいです。

 

それではー!